流行性角結膜炎とは
「アデノウイルス」というウイルスの感染によって引き起こされる非常に感染力の強い結膜炎です。「はやり目」とも呼ばれ、学校や職場などで集団感染を起こすことがあります。

よくある症状
• 結膜の充血
• まぶたの腫れ(眼瞼浮腫)
• 多量の目やに(眼脂)
• 涙が止まらない(流涙)
• 異物感・痛み・かゆみ
• 角膜に混濁が残る場合も
通常、片眼から始まり数日後にもう片眼にうつることが多いです。
主な原因・病態
• 主にアデノウイルス(8型・19型・37型)による感染
• 接触感染(手、タオル、ドアノブなど)で広がり、空気感染はしません
• 潜伏期間は5〜14日程度
検査方法
迅速診断キット(アデノウイルス抗原検出)を用いた検査
※インフルエンザ検査と同様、数分で結果がわかる場合があります。
治療について
現在のところ、アデノウイルスに対して有効な抗ウイルス薬は存在しません。
そのため、以下のような対症療法が中心となります。
• 抗菌点眼薬(二次感染予防)
• ステロイド点眼薬(炎症が強い場合)
日常生活での注意点
• 感染力が非常に強く、出席停止や就業制限が必要な場合があります(学校保健安全法の対象)。
• タオルや洗面用具の共用を避け、手洗い・手指消毒を徹底しましょう。
• 入浴は家族の中で最後にするのが望ましいとされています。
受診の目安
強い充血や目やにが出る場合はできるだけ早く眼科受診を推奨します。
放置すると角膜に混濁が残るなど後遺症を残すことがあるため注意が必要です。